北大江街案内 / 歴史ストーリー
北大江歴史絵巻~ロシア正教会~
Posted on 2016-03-10
北大江たそがれ野外コンサートの会場である北大江公園の北側の一角、現在も風情を残す石階段の東側に、江戸期から明治期にかけて三橋楼という大きな旅館がありました。幕末の志士や明治維新の立役者たちが祝宴や会議に利用したと言われています。天満橋、天神橋、難波橋の三橋を一望できる大きな旅館だったようです。
北大江公園の周りにはたくさん旅館があったようですね。現在も南側には料亭大乃やさん、東側にはあい粂旅館さんがあります。昔は京伏見との船の拠点として、たくさんの旅人が往来していたのだと思います。時代が遡って現在はたくさんの海外からの観光客の方が往来しています。
そしてさらに不思議な歴史のめぐり合わせにより、その三橋楼の旅館の一角に明治期なぜかロシア正教会が開かれます。当時どういう方々がロシア正教の信者として通っていたのか、想像が膨らみます。三橋楼の建物が建替えられた後は、ロシア風の洋館の建物に代わり、第二次世界大戦で焼けた跡、さらにまた建て直しが行われ、昭和30年代頃まで北大江公園の北側に教会がありました。現在教会は吹田市に移っています。
北大江たそコン人気のポスターやTシャツなどのイラストレーター八軒家南斎さんが描いたロシア正教石町教会です。当時はどんな街だったんでしょうか?北大江界隈には時代を超えてまだまだ色々なエピソードがありそうです^^
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