北大江街案内

北大江音楽情報2014/04

Posted on 2014-03-31

2014年4月に予定されている北大江地域内の音楽イベントのご案内です♪

【Gypsy Jazz Night】

◇開催日時=2014年4月3日(木) 開場18:30 開演19:00

◇開催場所=パスタフルカフェ・マリアン(中央区島町1-4-7 第一双基マンション1階)

◇出演=高橋誠Gypsy Jazz Quartet(高橋誠、川瀬眞司、鈴木孝紀、荒玉哲郎)

◇鑑賞料=4,000円/人(1ドリンク1ディッシュ付き)

◇お申し込み=TEL:06-6941-7085(パスタフルカフェ・マリアン)

 

【第29回アフタヌーン・コンサート】

◇開催日時=2014年4月6日(日) 開場13:30 開演14:00

◇開催場所=青山ハープ大阪ショールーム(中央区島町1-4-7 第一双基マンション2階203号)

◇出演=中井洵子、佐々木千恵

◇鑑賞料=1,500円/人(事前に予約いただいた方のみ入場可)

◇お申し込み=TEL:06-6966-2388(青山ハープ大阪ショールーム、土日祝休み)

 

【バイオリンとチェロのサクラサクLIVE】

◇開催日時=2014年4月19日(土) 14:00~15:00過ぎ

◇開催場所=Maruzen Button Gallery(中央区島町1-1-2 丸善ボタンビル1F)

◇出演=城間フミ(バイオリン)、尾崎達哉(チェロ)

◇鑑賞料=投げ銭ライブ(予約なし)

◇お問い合わせ=TEL:06-6942-2261(Maruzen Button Gallery)

 

【第18回漆原啓子バイオリン演奏会】

◇開催日時=2014年4月21日(月) 開場18:30 開演19:00

◇開催場所=Liuteria BATO(中央区島町2-1-5)

◇出演=漆原啓子、ピアノ伴奏ヤコブ・ロイシュナー

◇鑑賞料=3,000円/人

◇お申し込み=TEL:06-6946-0316(Liuteria BATO)

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桜の散歩道

Posted on 2014-03-31

長かった冬も終わり、いよいよ春本番です。
北大江の春景色と言えば、やはり桜。北大江たそがれコンサートの野外コンサート会場にもなります北大江公園も、春は薄いピンクの装いです。桜の下で遊ぶ、近所の子どもたち。花を眺めながらベンチでくつろぐサラリーマンのみなさん。まちなかでの日々に桜花の彩りが添えられます。
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八軒家浜へ出れば、大川右岸に並ぶ桜並木を一望できます。桜の下をそぞろ歩くのも楽しいですが、お天気の良い日には、川風に吹かれながら、八軒家浜でゆっくりと花見をされるのもおススメです。
北大江公園前の島町通りを東へ向かうと、もう一つの大きなお花見スポット・大阪城公園があります。最近では外国からの観光客の方も、数多く北大江のまちから大阪城へ歩いていかれます。

また、天満橋を北へ渡ると、まちなかでのお花見のフィナーレを飾る造幣局の桜の通り抜けもあります。今年は4月11日(金)から17日(木)の7日間。平日は午前10時から午後9時まで、土日曜は午前9時から午後9時まで開門されます。天満橋の北詰そばにある造幣局南門から桜宮橋西詰そばの北門までの一方通行です。

お花見の歩き疲れを癒すカフェやレストランもたくさんある北大江。まちなかの春を満喫しにお越し下さい。

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上町台地北端より(vol.1)

Posted on 2014-03-10

大阪のまちなかを南北に貫く高台・上町台地。音楽が流れるまち・北大江は、その上町台地の北端に位置しています。

5~6千年前の遥か昔。
縄文海進と呼ばれる海面上昇があり、生駒山系のふもとや千里丘陵の縁まで海が入り込んでいました。大阪平野には河内湾と称される内湾がありましたが、当時の上町台地はその河内湾と大阪湾を隔てるように北へ延びていた半島で、北大江付近は半島北端の岬にあたりました。波も穏やかな内海沿いには縄文の村々が築かれ、豊かな海の幸と台地の森の幸を享受できる豊かな暮らしがあったと思われます。

上町台地2

その後、海岸線は次第に後退していきますが、1500年ほど前には朝鮮半島や中国大陸方面とのつながりが活発になり、北大江の高台からは海の向こうと行き来する船が、たくさん見られたようです。また、その船に乗って東アジアの人々が日々往来し、さまざまな言葉が飛び交い、文化が荷卸しされる国際的なまちでもあったようです。大阪城公園の南側にある難波宮跡や大阪歴史博物館の南広場に復元された高倉が、今も往時を偲ばせます。(八軒家かいわいマガジンのHP→津の国ものがたり・なにわ津)

平安時代なかば頃から、遠く紀州の熊野三山へ参詣する熊野詣が流行しました。当時の都・平安京だった京都から北大江の北縁を流れる大川まで船で下り、そこから徒歩で熊野をめざしました。後白河上皇や平清盛など当時の著名人も通ったその道は熊野街道とも呼ばれ、北大江公園の西端を通るお祓い筋には、街道跡を示す碑が建っています。

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また、上町台地には四天王寺をはじめとする社寺が古来より建てられてきました。生国魂神社や坐摩神社、高津宮など大阪市内の主な神社も、建立当初は北大江界隈にあったと言われています。北大江公園から少し西には坐摩神社の行宮が今も鎮座しています。

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そして、中世の終わりには京都山科から本願寺が移転し、世にいう石山本願寺とその寺内町が栄えることになります(vol.2へつづく)

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上町台地北端より(vol.2)

Posted on 2014-03-10

 中世から近世の変わり目には争乱が続く戦国時代が起きました。各地で一向一揆を起こした一向宗の本山であった石山本願寺は、瀬戸内海の東端に面し、淀川や大和川の水運を通じて京の都や大和盆地などともつながる地の利もあって、織田信長と対立することになります。いわゆる石山合戦という10年余にわたった戦乱が北大江界隈にも波及してきました。(八軒家かいわいマガジンHP→津の国ものがたり・楼の岸)

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そして、信長の跡を継いだ羽柴秀吉、のちの豊臣秀吉が、本願寺跡地に大坂城を築城し、北大江界隈はその城下町として整備されます。北大江公園の南側に東西に広がる島町は町名は、豊臣家の五奉行の一人・石田三成の家老であった島左近の屋敷跡にちなむという伝承もあります。

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豊臣大坂城は400年前の大坂冬の陣・夏の陣を経て落城し、徳川家康の孫の一人・徳川忠明が大坂のまちの戦後復興を担いました。北大江の東側は奉行所などの武家地、西側は商業地となり、天下の台所であった大坂の一翼を担うまちへと発展していきます。

また、大川端の八軒家浜には船着き場が整備され、淀川を上り下りしたり、大阪と全国各地を結ぶ菱垣廻船などの大船とのあいだをつなぐ川船の発着場としにぎわいました。土佐堀通付近や北大江公園あたりには船を使う商人や旅人が利用する旅館も多く建ち並びました。(八軒家かいわいマガジンHP→津の国ものがたり・八軒家浜)

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上町台地北端より(vol.3)

Posted on 2014-03-09

 明治維新を経て、大阪のまちは近代化・西洋化しはじめます。北大江界隈も洋服関連の繊維業が立地しはじめました。また大川の舟運に代わり、京都と大阪を結ぶ鉄道のターミナル(現京阪本線天満橋駅)も造られ、市電網も整備されて、交通拠点としての機能も近代化していきました。しかし、次第に影を落としてきた戦争が空襲という形で北大江を襲います。一帯は6月7日と7月10日の大空襲により、すべてが灰燼に帰しました。(八軒家かいわいマガジン→大阪大空襲あの日あの時)

戦災復興の歩みは道路の拡幅や地区東側の官公庁街化などを通して、まちの姿を一新しました。繊維のまち・商都大阪の一画として、高度経済成長期にはとてもにぎやかなまちでした。70年代に入るとマンションが建ちはじめ、都心居住の地として再びまちの装いを進化させてきました。

そして現在の北大江のまちは、利便性に富みながらも、休日や夜間は静かな都心として古くから住み続けている方、新たに引っ越してこられた方、この地で働く方や学ぶ方など多くのみなさんに愛される続けています。

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公園から始まるまちづくり(vol.1)

Posted on 2014-01-24

 北大江公園は北大江のまちのほぼ真ん中にあります。谷町筋や土佐堀通といった大きな道からは一本まちなかへ入ったところにありますので、幹線道路を通り過ぎる方には気づかれにくい公園ですが、このまちで暮らし、働き、学ぶみなさんにとっては、とても身近な憩いの場です。

・90年代に起きはじめたまちと公園の変化

第二次世界大戦後の戦後復興から高度経済成長期に掛けて、北大江のまちにはオフィスや官公庁のほか、古くからの問屋や小売店が立ち並んでいました。そのため、このまちで商売を営みながら暮らす人たちも多く、公園は北大江で育った団塊世代が小さい頃、子どもたちで溢れかえっていたそうです。

千里や泉北にニュータウンが築かれるなど、郊外の開発が進むにつれて、大阪の都心から人口流出がはじまります。しかし、北大江では70年代半ばからマンションの建設がはじまり、北大江公園は団塊世代の子育ての場としても活躍しました。

ですが、団塊ジュニア世代が成長し、産業構造の転換などで勤め人も減少しはじめると、公園から次第に人影が少なくなっていきました。そして、いつしか憩いの場としての雰囲気も薄くなってきました。

・公園からはじまるまちづくり

90年代後半に入る頃。荒れはじめていた北大江公園に再び住民の視線が向かいはじめます。ちょうど同じ頃に進んでいた、新しいまちづくり活動の模索とも連動し、1998年に北大江地区まちづくり実行委員会が誕生しました。のちに北大江たそがれコンサートの主催者となり、たそがれコンサートの実行委員会の母体とも成るまちづくり組織です。

まちづくり実行委員会では、公園の清掃や花壇の手入れなども手掛けたりしていきました。また、大阪市が制度化した住民参加型の公園再生の取り組みも導入し、リニューアルに向けたワークショップも重ねるようになりました。

公園からはじめた活動は次第に、公園の南縁を通る島町の通り沿いにもプランターを設置していくなど、まち全体へ範囲を広げていきます。また、ワークショップを通じて参加者も増えていくことになりました。

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公園から始まるまちづくり(vol.2)

Posted on 2014-01-23

 ・公園のリニューアルを通じてまちも新しいステップへ

北大江公園の再生をめざす住民参加型のワークショップから、公園のリニューアル案が出来上がりました。その案ももとに再生計画が練られ、2003年4月に第1期改修工事がスタートしました。2005年には第2期改修工事がはじまり、翌06年夏に公園のリニューアルは概ね完成しました。そして、その年の秋に公園で開かれたのが、1回目の北大江たそがれコンサートだったのです。

・みなさんもご一緒に、まちと公園に関わってみませんか?

北大江のまちづくりはその後も着々と進んでいます。天満橋駅界隈に自転車駐輪場が整備され、駅周辺は自転車等放置禁止区域に指定されました。それまで歩道を埋めていた自転車が少なくなり、歩きやすくなりました。また、島町通りから続く、谷町筋から東側の道も歩道が拡幅され、大阪城公園へのアクセスもより便利になりました。

北大江公園では第三金曜のお昼休みに「花と緑のまちづくり活動」が行われています。公園の清掃や花壇の手入れなどを、地域住民や近隣企業の勤め人のみなさんと一緒に行う活動です。30分という短い時間ですし、どなたでも、毎月でなくてもご参加いただける活動です。

北大江たそがれコンサートでも、10月半ばの金曜日に開催しています野外コンサートでのボランティアを募集しています。公園内の清掃やお客さんの誘導などをお願いしています。

まちや公園と次の世代へつないでいく活動へ、みなさんもぜひご参加下さい!

 まちづくり活動に関するご質問&お問合せなどに関しましては、music@kitaoe.jp まで、お願いいたします。

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